OISTは設立以来、研究施設としての規模を拡大し、液体ヘリウム(-269℃)を必要とする研究も増えています。しかし希少資源であるヘリウムは、何度も世界的不足に見舞われ、そのたびに研究活動が制限されることがありました。安定した液体ヘリウムの利用には蒸発したヘリウムガスのリサイクルが必要です。現在OISTではガス回収設備を整備し、琉球大学の液化施設と連携して比較的大きな需要にも対応できる態勢を整えることができました。